今回は、後席快適化に向けてフリップダウンモニターとスピーカーを施工していきます。フリップダウンモニターは、当初、ナビと同様のXTRONS製のモニターを考えておりましたが、取り付けサイズなどを考慮し、見た目もスッキリな、EONON製 11.6インチの製品を選択しました。リアスピーカーについては、取り付け位置含めて悩みましたが、プレミアムGXの標準取り付け位置だとベッドキット下に隠れてしまうので、リアエアコンの吹き出し口横のスペースに取り付ける方向で考え、実測すると10cmスピーカー位がギリギリ!?のサイズでしたので、10cmスピーカーでリーズナブルな、ケンウッド製 KFC-E1056Jを選択しました。
リアスピーカーの取り付け
フリップダウンモニターを取り付ける前に、スピーカー取付用の穴を開けて、作業性を良くしたかったので先にリアスピーカー周りの作業を進めます。スピーカーのセンター位置を決めて、コンパスカッターで指定サイズに穴を開ければ、ほぼ下準備完了です。配線はナビからスピーカー配線を敷設して左右と極性に注意しながら接続するだけです。ここまで来たら、実際には、先にフリップダウンモニター側の作業に入り、このスピーカー用の穴を利用しながら配線を完了させてから、スピーカーを納めていきます。最後の取り付けに関しては、便利なクリップナットがスピーカーに付属していましたので、天井パネルとのねじ止め位置に挟み込んでからスピーカーとスピーカーカバーを共締めして取り付けて完了です。
フリップダウンモニターの取り付け
フリップダウンモニターの取り付けは、大きくは3つの工程になります。
まずは、1つ目の作業です。フリップダウンモニターの取り付け位置を決めて、フリップダウン取り付けブラケットを車両に固定することです。NV350の場合、エアコンの戻り空気用のスリットが後席上部に3つ並んでいるのですが、センターにあるスリットを潰してフリップダウンモニタースペースにするしか有りません。スリットを取り外し、裏面には固定用の金物枠が接着されているので、これも剥がしていきます。この時、金物の断面が鋭いのでケガに御注意下さい。私はバッサリと切ってしまいました。その後、フリップダウンモニターに付属の取り付けブラケットの形状に合わせて天井パネルをカットしていきます。カットが完了したら、取り付けブラケットを固定していきたいのですが、そのままでは固定できないので、有り合わせのステーを利用して、ブラケットを固定していきます。見えなくなるところなので、皆様も汎用のステーを利用して、ガッチリと固定してください。参考までに、取り付け状態の写真も掲載しておきます。
次に、2つ目の作業に入ります。このフリップダウンモニターにドア連動の照明機能が内蔵されていたので、ドアオープン信号を取り込むことです。ドアオープン信号は、セカンドシート上部にあるルームランプから取り出すことが出来ます。ルームランプへの接続コネクタには、常時電源と、ドアオープンの際に通電される-側の電圧が掛かる配線が来ています。また、実配線以外にルームランプは取り付けネジを通して車体アースが取れるようになっています。これらの信号をフリップダウンモニターに取り込むことによって、ドアの開閉と合わせてルームランプ機能を利用することが出来ます。ちなみに、製品写真だとルームランプ部分が水色っぽい感じになっていますが、実際には、白色LEDです。他のルームランプも白色LEDなので、雰囲気も壊さず馴染む感じでGoodでした。
最後に、3つ目の作業です。最後は、ナビ周りから、電源関連と映像信号を敷設して接続し、仕上げていきます。今回、ナビ周りから電源関連と、映像信号としては、HDMIを利用して高解像度画像信号をフリップダウンモニターへ送れるように配線しました。標準では、一般的なピンジャック(黄)を利用した映像の取り込みも出来るようになっています。
3つの作業を完了させたら、動作確認した後に、スピーカーの取り付け含め、原状回復していけば作業完了です。
まとめ
フリップダウンモニターの取り付けに関しては、間仕切りカーテンとの場所の取り合いなども気にしながら製品選定をしました。間仕切りカーテンが無ければ、もう少し大きなフリップダウンモニターも取り付けられますが、間仕切りカーテンを付ける場合は、11.6インチで取付スペース的に一杯一杯ですね。この製品で正解でした。スピーカーについても、これ以上のサイズは、取り付けられるかもしれませんが、湾曲した天井パネルの影響で納まりが悪くなりそうです。同じ場所に取り付け検討されるようでしたら、10cmスピーカーを推奨します。ご参考下さいませ。
いやぁ、これで、後席の快適性が上がりましたね!!
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