今回は、モバイル利用可能な小型の魚群探知機 GARMIN Striker Plus 4 をワカサギ釣りに使ってみたレビュー結果です。Garmin Striker 4のレビュー記事は多く見かけるのですが、後継?上位機種のPlus 4 をワカサギ釣りに利用したレビュー記事が殆どなかったので、少しは皆さんの参考になるのではないでしょうか。
製品概要
業界をリードするソナーと Quickdraw 等高線マッピング ソフトウェアを備えた 4 インチ GPS 魚群探知機です。
特徴
- Garmin CHIRP のトラディショナルなソナーを備えたデュアルビームトランスデューサーを搭載し、鮮明な画像で優れたターゲット検出を実現
- 組み込まれているGarmin Quickdraw™ Contours マッピング ソフトウェアにより、最大 200 万エーカーに渡った、 1 フィート毎の等高線マップを作成および保存が可能。
- 内蔵 GPS により、ウェイポイントのマーク、ルートの作成、ボートの速度表示が可能
- 明るい太陽光下でも読み取り可能な 4.3 インチ ディスプレイと直感的なユーザーインターフェイス
- あらゆる釣り環境に対応する頑丈な設計
主な機能
- 分割画面ズーム
- FISH SYMBOL ID (魚のターゲットを識別するのに役立ちます)
- オートゲインテクノロジー (混乱を最小限に抑え、ターゲットを最大化)
- 調節可能な深度ライン (水中オブジェクトの深度測定)
- A-SCOPE(トランスデューサービームを通過する魚のリアルタイム表示)
- 水温センサー付属
本体の仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
サイズ | 9.8 x 17.4 x 4.5 cm |
ディスプレイ解像度 | 272 X 480 pixels |
ディスプレイタイプ | QSVGA |
重量 | 0.3 kg |
防水仕様 | IPX7 |
振動子送信電力 | 200 W (RMS) |
電源 | DC12-20V, 0.23A@DC12V |
振動子の仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
周波数 | Traditional: 77/200 kHz |
放射角 | 45°/15° |
開梱~動作準備
開梱
さて、それでは、さっそく開梱していきましょう!
シンプルな外観の化粧箱を開けていくと、本体に加え、振動子ならびに本体や振動子固定用のパーツがいくつか入っています。ワカサギ釣り専用という訳ではないので、ボートに取り付けることを前提としたパーツばかりですね。
配線接続して動作確認
開梱したら、先ずは動作確認です。私は、事前に用意していた配線パーツを利用して、電動リール用のリチウムバッテリーから電源を取り、動作確認してみました。動作範囲が、DC12~20Vなので、鉛バッテリーより、少々電圧が高め(定格14.4V程度でも、実際にはDC16V程度出ていることも有ります。)なリチウムバッテリーでも問題ありません。
ここで問題が有ったら困りますが、無事に起動することと、振動子もキチンと認識することを確認しておきましょう!!
振動子にフロート取り付け
純正の振動子は、ボートなどに取り付けることが前提となったつくりとなっていたので、どうしようか悩んだのですが、とりあえずは、フロートを取り付けてプカプカ浮かせる感じの構造にしました。
先ず、振動子が水平になる様にブラケット角度を調整し、ブラケットを手持ちの外径18mmのパイプに取り付けました。次に、フロートを通して、インシュロックでフロートが移動しないように固定しました。最初、ホームセンターとかで都合の良いフロートが、なかなか見つからなかったのですが、セリアで発見!!恐るべし百均!?
最後に、お風呂に浮かべて、浮力が十分か確認し、少しずつフロートを小さくしていきます。あと半分くらい小さくしても良さそうですが、とりあえずはこれで完了としました。
電源をモバイルバッテリー化
ワカサギ釣りの電源として、ワカサギ電動リールと魚探を、すべて海釣り用の電動リール用バッテリーから取ろうか、、、それとも個別にした方が良いか?など将来に向けて色々悩んでいる感じではありますが、とりあえず、ワカサギ電動リールは電池駆動させているので、魚探だけの為に海釣り用のリチウムバッテリーを持っていくのも大げさなので、モバイルバッテリーのUSBから電源を取れるようにしたいと思います。世の中便利なもので、USBの5V電源からDC12Vへ昇圧可能なUSBドングル製品が有りますので、これを利用して、モバイルバッテリー化です。
尚、今回は、必要に応じて、電動リール用のバッテリーから直接取れるようにワニ口クリップの利用と、モバイルバッテリーを利用する際のUSBドングルを、コネクターの接続で切り替えて使える様にしてみました。
GARMIN Striker Plus 4 は、2.76W(= 0.23A@DC12V)なので、電圧(DC12-20V)と、この電源容量(2.76W)を満足するDC12V電源であれば大丈夫です。
収納ボックスの準備と本体固定ブラケットの取り付け
収納ボックスは、ダイソーのツールボックスを利用することにしました。サイズ感も丁度良く、外観も安っぽさもない感じで超おススメです!
私は、VARIVASのステッカーと、、、GARMINの箱からロゴを切り抜き自作のGARMINステッカーを作成し、ステッカーチューンもしてみました。良い感じかなと。(自己満足)
機能レビュー
とても豊富な機能を持っていて、機能画面により、表示内容なども変わってきます。機能は多いと言っても一通りを触ってみて、少しづつ微調整できるようなレベルかなと思います。一応、付帯する、主な機能画面の種類と、主なソナー設定機能を下記します。
私もこれがベスト!っていうのは未だ判っていないですが、先ずは、表示できるものは表示してみて、、、不要であれば非表示設定にしたり、感度などは、判りやすい感じで微調整できるので、試しながらベストを探れる感じが良いかと思います。判らないところは、AUTOでも、大きな問題は出ないかと思います。
私と同じようにワカサギ釣りメインということであれば、先ずは、自分のオモリが少し映る程度の感度に調整をしてしまえば、あとは、好みの調整かなという感じです。
機能画面
Traditional
一般的な、縦が水深で、右から左へスクロールする画面です。個人的にも一番利用する画面になります。選択した振動子の周波数による捕捉情報を表示することが出来、底部ズームの機能と合わせて利用することが出来ます。
Split Frequency
縦にに分割した形で、Traditionalと同様な画面表示を2つの周波数で分けて表示ができる機能です。ボート釣りなどで広範囲の捕捉情報とボート直下の狭い範囲の捕捉情報を同時に表示したい際に便利な画面となります。
Flasher
瞬時の補足データを、円グラフ上に表示する機能です。氷上での穴釣りなどに便利な機能の様です。
Quickdraw Map
自分のボートの軌跡と等高線によるマッピングを表示する機能です。ボート釣りなどで広範囲の水深情報からエリアを絞り込みたいときに利用できそうです。
Map + Traditional
マップ情報とTraditionalの魚探情報を同時に表示させることが出来ます。
ソナーメニュー | Traditional Sonar Menu
- Range … 水深をAutoもしくは手動で設定
- Gain … 感度をAutoもしくは手動で設定
- Frequency … 接続している振動子で利用可能な周波数を選択
- Zoom … 底部ズームを行うかどうか。また、その範囲を自動で行うか手動入力。
- Overlay Numbers … 表示内容の設定
- Navigation Inset … 不明
- Compass Tape … 方位情報表示
- Device Voltage … 電圧表示
- Depth … 水深表示
- Water Temp. … 水温表示
- Time of Day … 時刻表示
- Sonar Setup … ソナー設定
- Depth Line … 水深ラインの表示
- Scroll Speed … スクロール速度
- Appearance … カラーテーマの変更やフィッシュシンボルの表示、Edge、A-Scopeの設定
- Noise Reject … 干渉ノイズや表層ノイズ、TVG(表面ノイズ)などの設定
- Tranducer Type … 振動子のタイプを設定
- Bottom Search Limit … 深度限界値の設定
- Restore Sonar Defaults … ソナー設定を初期化
実釣レビュー
さて、さっそく今季初の河口湖のドーム船で実釣してみました。最初200Hzと77Hzの2画面で使用してみましたが、77Hzの方は、ドーム船ということも有ると思いますが、範囲が広いため、常に反応が有り過ぎてよく判らない状況になったので、結局、200Hzの画面と底部拡大の2画面に落ち着きました。あとは、振動子が気になっていたのですが、とりあえず、自分のオモリがギリギリ魚探に映るくらいの感度に設定しておいて、中層の反応などにダイレクトに狙うことも出来ました!なんとかこの200Hzでも使える感じです。あと何回か利用してみて、感度などの微調整をしてベストなセッティングを探っていきたいと思います。
電源は、20,000mAhのものを利用してみました。結果、朝6時から14時まで8時間ほど利用して32%の消費でした。よって、魚探だけであれば、10,000mAhのモバイルバッテリーで丁度良い感じですね。
コメント
コメント一覧 (5件)
こんばんは。
モバイルバッテリーはどこのメーカーのものをお使いですか?
このガーミンとの相性で起動しないもの、起動してガーミン側のスイッチを使うと再起動繰り返すもの出てきます。
そういう場合、モバイルバッテリーのコネクタ抜き差ししないとちゃんと起動しないとか面倒いんですよ。
問題なく使えているなら型番教えていただけたら幸いです。
私は、今は廃盤になっているPhilipsの20,000mAhのモバイルバッテリーを利用しています。
もしくは、電動リール用のリチウムイオンバッテリー(BMO社製)を利用し、記事内にある変換ケーブルを介して利用しています。
いずれにしましても、再起動繰り返したりはしたことが無いです。どこかで接触不良とか起こしていませんかね???
ドーム船用に購入を検討しています。隣で同じ200の周波数を使用している人がいた場合でも、使用可能でしょうか?
今まで、何度かドーム船で利用しておりますが、隣近所で同じGarminや、Hondexを利用されていたりしていますが、特に混信トラブルは起きたことが有りませんので、大丈夫と思いますよ~。
ejhnbi