今回は、NV350 キャラバン VX のステアリングハンドルとシフトノブの本革巻きに挑戦です。この車両の純正ステアリングやシフトノブは、ウレタン製の成形ハンドルでなので、汚れには強そうでは有りますが、高級感も無く、感触も良くは有りません。(感触がとても悪いわけでは有りませんが、、、)純正でも基本的に困ることは有りませんが、運転席周りのチープさを少しでも改善したかったのと本革巻きのステアリングが好きな為、施工を考えました。交換用ハンドルも市場には在りますが、私好みのデザインや質感の製品が有りませんでした。その様な中、トリコロール製の本革巻替えキットがデザイン的にも気に入り、初の本革巻きチャレンジに踏み切りました。
ステアリングへの革巻き施工
まずは、ステアリングの革巻き施工をします。キットには丁寧な説明書も有りますが、メーカーのYoutube動画をじっくり見てイメージトレーニングをしてから、施工に臨みました。基本的な工程は、以下となります。
- まずは、説明書に従い、皮の両端に両面テープを貼ります。
- 両面シールは大き過ぎないほうが良いらしく、6cm程度にカットしたものを貼っていきます。
- 両面テープを貼ったら、ハンドルにかぶせて位置を合わせていきます。
- 両面テープの保護シールを剥がしてハンドルに貼り付けていきます。
- ステッチを編み込みます。
- 余分な端部をステアリングの隙間に納めて仕上げて完成。
尚、説明書や動画では、基本的にステッチを一つ飛ばしに行う案内になっていましたが、今回、私は、シングルステッチ(網目毎の編み込み)で施工してみました。付属の糸は一回失敗してもやり直せるくらい十分な長さが有りますので、結果、シングルステッチで施工しても付属の糸は沢山余りました。施工としては、編み込み自体は思ったほど大変ではなく、むしろ簡単でした。しかしながら、余分な皮を隙間に納めていく作業がめちゃくちゃ大変でした。基本的には専用設計されている筈なのですが、もしかしたら、私のハンドルは少し設計と異なったのかもしれません。後から再確認して気付いたのですが、メーカーの掲載写真のハンドルと私のハンドルの形状が若干違いました。なんとか、納めたものの、若干、皮が足りないんじゃないか?と思う部分と、皮が余り過ぎる部分が有り、縫い終わった後の革の端処理に時間を費やしました。実際には、私の施工能力が原因なのか?専用設計と異なったことが原因なのか?は判りませんが、本当に大変でした。大変な思いをしつつ、なんとか納め切って(実際には納め切れていないところも、、、)、完成させることが出来ましたが、私としては70点の仕上がりといったところでしょうか。完成後に、嫁に見せても”何処が不自然なのか判らない。”というレベルなので、なんとか実用には耐えるレベルの出来なのかなとも思います。私も、見えない部分の仕上がりの悪さを知ってしまっているので70点とは言いましたが、パッと見はかなりよく、触り心地も最高です。もう一度やれば、90点くらいの仕上がりに出来そうな気もしますので、とりあえずは良しとして、ボロボロになったら、もう一度チャレンジしてみたいと思います。
価格もそんなに高くなく、仕上がりは悪くないので、皆さんも、一度、チャレンジしてみてはどうでしょうか?作業は、結構、悶々としながらも、結構楽しいですよ。
シフトノブへの革巻き施工
つづけて、シフトノブへの革巻き施工です。シフトノブは、ノブを外してから作業に入ります。シフトノブは、例のごとく、シャフトカバーをずらして、ピンを抜くだけで簡単に外れます。外さなくても作業は出来そうでは有りますが、外したほうが断然楽なので、ここは、外して作業しましょう。ノブを外したら、皮を被せて編み込んでいく形になります。ステアリングの場合、ステッチの拾い縫いのような感じですが、ノブは、用意されている縫い穴を通して、縫い合わせていく感じで、作業もとても簡単でした。ものの数分で作業完了です。縫い終わったら、シフトノブを元に戻して完成です。ステアリングとセットのデザインになり、とても雰囲気が良くなりました。これは、最高ですね。
完成レビュー
完成後、試運転を兼ねて少しドライブしてみました。ハンドルは、純正ハンドルに本革を被せたので若干太くなりましたが、違和感なく、丁度良い太さです。また、触り心地は本革のサラッと感と、しっかり握ったときのシックリ感がとても良いです。見えないところの仕上がりを忘れれば、高級感も有り最高な感じです。シフトノブは、違和感なくハンドルとの調和の取れたデザインで、知らない方が見たら、純正の革巻きステアリングとシフトノブだと思うのではないでしょうか?メチャクチャ気に入りました!!純正ステアリングで不満を抱えている方、是非、挑戦してみて下さい。きっと満足されると思いますよ。
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